PCログレコーダーは、PCを使用中にPC上で発生した出来事を動画(画面+音声)でキャプチャーする機能のことです。Bandicam 2.0以降では、キャプチャー自動開始とキャプチャー自動終了機能を利用して、PCの動作状況をリアルタイムにキャプチャーできます。ネットワーク上の共有フォルダーに保存する方法や古い動画ファイルの自動削除も合わせてご確認いただくことをおすすめいたします。
* PCログレコーダー機能の活用例
- QA業務:PC使用中のどの時点で障害が発生したか確認するとき
- モニタリング:相談員やアルバイトスタッフ、銀行員などが会社の指針に従って適切に対応しているか監視するとき
- 株式、先物、FX、暗号通貨の取引など:秒刻みで激しく変動する取引のチャートを高画質でキャプチャーするとき
- サーバー状態や防犯カメラのキャプチャー:ネットワークやサーバーのトラフィック状況や防犯カメラの画面などを継続的に確認するとき
- そのほか、PCの起動と同時にデスクトップ画面などを継続的に録画しておく必要があるとき
BandicamをPCログレコーダーとして使うには
キャプチャー自動開始
- PC起動時にキャプチャーが自動的に始まるようにするには、[タスクトレイに最小化した状態で実行]、[バルーンヒントを無効にする]、[Windows起動時にBandicamを起動]、[起動時にフルスクリーンキャプチャーを開始]にチェックを入れます。
* 管理者権限のない、Windowsのユーザーアカウントでキャプチャー自動開始機能を使う場合
Windowsの管理者権限を持たない、標準ユーザーアカウントでPCにサインインしてBandicamの自動キャプチャー開始機能を使うには、上記の設定後に、bandicam-nonadmin.exeをWindowsのスタートアップアプリに登録しておく必要があります。
一定時間経過後または指定した時刻にキャプチャー自動開始
一度きりではなく、毎日、毎週同じ時刻に録画を実行したい場合や、複数の時間を指定して録画の予約をしたい場合、マルチディスプレイのすべての画面を自動で録画したい場合は、予約録画機能をご利用ください。
キャプチャー自動終了
- PCの起動とともに長時間キャプチャーを行う場合、キャプチャーしたファイルを正常に保存するために[キャプチャー自動終了]機能も一緒に使用することをお勧めします。
- 1時間単位で動画ファイルが作成されるようにする場合、下の画面で[キャプチャー時間で制限する]を選択して[1時間]に設定し、[自動終了後の設定]で[新規キャプチャーを開始する]を選択します。
キャプチャー開始時に画面に何も表示しないようにする方法
- フルスクリーンキャプチャーで操作パネルなどを表示しない設定
- タスクトレイに最小化した状態で実行する設定
そのほかにも非表示にできる設定があります。
タスクスケジューラを使ってWindows起動時に自動でフルスクリーン(全画面)キャプチャーを行う方法
Bandicamのメインウィンドウや範囲指定枠ウィンドウ、フルスクリーンキャプチャーの操作パネルなど邪魔なものをできるだけ画面から排除してフルスクリーンの録画を行うことができます。
この方法ではBandicam起動時のスプラッシュスクリーンはうつりこみません。不要な箇所はあとでBandicutで取り除くことができます。
準備(Bandicamの推奨設定)
- マウス周辺キャプチャーのフルスクリーンを選択しておく
- [タスクトレイに最小化した状態で実行]を有効にする
タスクスケジューラの設定
- Windowsのボタンをクリックし、"task"を入力する
- タスクスケジューラを起動する
- [タスクの作成]をクリックする
- [全般]タブで、[Bandicam録画開始]と入力し、[最上位の特権で実行する]にチェックを入れる
- [トリガー]タブを開き、[新規]をクリックする
- [ログオン時]を選択する
- [操作]タブを開き、[新規]をクリックする
- プログラム/スクリプト欄でC:\Program Files\Bandicam(またはC:\Program Files (x86)\Bandicam\bdcam.exe)を指定し、引数の追加(オプション)欄にて/nosplash /recordと入力する
※手順8ではインストール先のフォルダーを正確に指定する必要があります。通常、Bandicamのインストール先は下記のとおりです。
- 64bitのOSの場合:"C:\Program Files\Bandicam"または"C:\Program Files (x86)\Bandicam"
- 32bitのOSの場合:"C:\Program Files\Bandicam"
* ログレコーダーでキャプチャーした動画から特定の部分を切り取りたいとき
Bandicamで長時間キャプチャーした動画は、Bandicutを使うと、画質の劣化なしに必要な部分だけ切り取って保存することができます。
* 管理者権限を持たないユーザー(標準ユーザー、ゲストユーザー)にファイルを削除させないようにしたいとき
管理者権限を持たないユーザー(標準ユーザー、ゲストユーザー)アカウントでBandicamを起動してキャプチャーし、管理者権限を持つアカウントの共有フォルダーにファイルを保存し、そのファイルを削除させないようにする方法は管理者権限を持たないユーザーがキャプチャーファイルを保存する方法をご確認ください。
* 一定期間経過したファイルを自動で削除したいとき
録画したファイルが保存先のHDDやSSDを圧迫し、空き容量が足りないということが起こらないようにするために、古いファイルを自動で削除する設定をおすすめします。
* 録画ファイルを自動バックアップしたいとき
Bandicamで録画した動画ファイルを手動で毎回アップロードするのではなく、録画した動画ファイルをGoogleドライブに自動で放り込んでいく方法について録画ファイルを自動バックアップページで紹介しています。
一度設定しておくとあとは自動でGoogleドライブと同期し、個別にバックアップする手間を省けるようになります。
* ディスプレイの電源を切った状態で録画したいとき
録画中にディスプレイの電源を切ってしまうと、PCの画面録画が終了します。このようなことを避けるために、HDMIダミープラグが便利です。HDMIダミープラグを接続し、仮想ディスプレイを作成して録画すると、ディスプレイの電源を切った状態でも録画が可能になります。
* 一定のインターバルで静止画も保存したいとき
連続静止画キャプチャー機能を使うと、PC画面を動画キャプチャーしながら、一定のインターバルで静止画キャプチャーも保存できます。